雨天の場合、ステージは「トコハホール」で実施します
「キトルス」とはラテン語で「橘」のことを指します。 常葉大学創立者 木宮泰彦先生は「万葉集」に見える聖武天皇御製 『橘は実さえ花さえその葉さえ枝に霜ふれどいや常葉の樹』 に因み大学を「常葉」と名付け、その理想の姿を橘の瑞木に託されました。 霜雪に耐えて常に青々とした葉を繁らせ、純白で香り高い花を咲かせ、豊かな黄金の実を結ぶ橘こそ、常葉大学の教育理念の象徴なのです。 これこそが今年37回を迎えたキトルス祭の由来であります。 今後も今まで以上にキトルス祭が盛大に行われることを願い、 ここに常葉大学第37回キトルス祭を開催させて頂きます。
この字には高いところから周囲を照らす明かりという意味があり、新型コロナウイルスが流行り暗くなっていた社会を、大学祭を通じて参加者がそれぞれの持つ心の明かり(人を喜ばせる才能・共に楽しむ友愛の情)を持ち寄って高いところから照らす大きな燈を創っていきたいという意味を込めています。
今年度も例年通りキトルス祭を開催することができ大変うれしく思っております。 今回のテーマは「燈」です。自粛期間が終わり、制限なく行きたいところへ行き、会いたい人に会うことができるようになりました。キトルス祭では地域のお店・朝市、ゼミや部活動による模擬店、また学友会が企画したイベントや、ダンス・軽音楽といった有志によるステージがあります。これらの活動とイベントを通じて今まで知ることのなかった友人・地域の魅力を知ることができると思います。 人々が繋ぐことで決して消えることのない明るい火という意味を持った「燈」のように、キトルス祭を通じて育くまれた「人を愛する心」がこれからの大学生活を永くよりよいものになっていくことを願っています。
学友会会長 後藤 慧
今年も皆様のおかげで第37回大学祭「キトルス祭」を開催することが出来ました。心より御礼申し上げます。本年度のテーマは「燈」です。2日間に渡って開催されるキトルス祭を通じて学生の努力・友情を照らす「燈」を灯してよりお互いの良いところが見えるようにしていきます。
キトルス祭実行委員長 児山 乃ノ子
常葉大学浜松キャンパスの大学祭「キトルス祭」は、本年度で第37回目を迎えることができました。「キトルス」とはラテン語で「橘」を意味します。本学の常葉大学という名は、聖武天皇の御製である「橘は実さへ花さへその葉さへ 枝に霜降れどいや常葉の樹」に因むもので、創立者木宮泰彦はその理想の姿を橘の瑞木にたとえました。霜雪に耐えて常に青々とした葉を繁らせ、豊かな黄金の実を結ぶ橘は、常葉大学の教育理念の象徴となっています。37年前の本学の先輩方はこの精神に基づき、大学祭をキトルス祭と名付けました。
本年度のキトルス祭のテーマは「~ 燈 ~」です。このテーマには、新型コロナウイルスが流行り暗くなっていた社会を、大学祭を通じて参加者がそれぞれの持つ心の明かり(人を喜ばせる才能・共に楽しむ友愛の情)を持ち寄って、高いところから照らす大きな燈を創っていきたいという大学祭実行委員会の願いが込められています。令和4年度までの3年間は、新型コロナウイルス感染症の影響を受けて、中止や規模を縮小しての開催を経験し、昨年度は新型コロナウイルス感染症対策を十分に講じながら、コロナ禍以前と変わらない活力あるキトルス祭を開催できました。本年度の大学祭実行委員会は、これまでに培ってきた知見を存分に活かし、昨年度よりもなお一層賑やかで笑顔の溢れるキトルス祭が開催できるよう準備を進めてきました。本年度も大学祭の華である模擬店をはじめ、恒例の常大浜松寄席や都田朝市など、多くの催し物が予定されています。
本学では「未来志向」を教育理念の一つに掲げ、目下 “Beyond the Limits”、「#できないことなんてない」をスローガンに諸行事に取り組んでいます。大学祭に当たっての学生たちの姿勢は、まさにそれに合致するもので頼もしく感じます。本年度、さらに一歩進んだ「キトルス祭」を実現させた実行委員会の方々に敬意を表しますとともに、地域の皆様にも秋の祭典を学生ともども楽しんでいただけますことを願っております。
令和6年秋
常葉大学学長 江藤秀一
第37回キトルス祭が開催されますことを心よりお喜び申し上げます.
先般開催された,パリ2024オリンピック・パラリンピック競技大会では,宙に浮く聖火台が話題となりました.聖火はオリンピック・パラリンピックの象徴であり,これをリレーすることで世界中の人々に平和と友好,連帯のメッセージを届ける役割を果たしています.また,アメリカ合衆国ニューヨーク港内に立つ自由の女神像が,その右手に空高く掲げるトーチは,移民たちの自由と希望をシンボリックに表現しています.また,東海随一の霊山とも呼ばれる浜松市秋葉山で行われる火祭りは,火難・水難・諸厄諸病を祓いやる祈りが込められています.そして,全国各地で行われる鎮魂の灯火には,様々な災害で犠牲になった多くの人への鎮魂と,被害に遭った人々の心の平安ならびに被災地の復興への祈りが込められています.これらの例のように,人類は火を様々な物事の象徴として扱ってきました.
さて,今年度のキトルス祭のテーマは「燈」であると聞きました.大学祭を通じて,参加者がそれぞれの心の明かりを持ち寄って,社会を照らす大きな燈を創っていきたいという思いが込められているそうです.人々にとって火が様々な意味を持つのと同じように,大学祭にかける学生たちの想いも人それぞれでしょう.それらの想いが結集し,大学祭が一つの大きな燈火となって燃え盛ることを願っています.
常葉大学副学長 磯貝香
第37回キトルス祭の開催にあたり、ひとことご挨拶申し上げます。
近年は、新型コロナウイルス感染症による様々な制約の中で大学祭を開催して参りましたが、昨年度からは十分に対策を講じながらコロナ禍前と同規模の開催とすることができました。これも、学生・教職員が一丸となって大学祭の開催に向けて計画し取り組んだことをはじめ、ご家族や地域の皆様のご理解とご協力をいただいた結果と深く感謝申し上げます。
学生は、勉強やクラブ活動、就職活動などに忙しく、案外日常の出来事はすぐに忘れてしまいがちかもしれません。しかし、大学祭をはじめとする種々の行事は、皆で必死になって企画を考え、練習したり、目標に向かって苦労した経験を通して、格別な思い出になるはずです。この機会をぜひ活用して多くの真の友人を得、また人間的にも大きく成長して欲しいと願っています。
学校法人常葉大学では、遅くとも令和10年度までに常葉大学浜松キャンパスをJR浜松駅南口から600メートルの場所に移転することを計画しています。この移転に向けて、学生が中心となって遠州の「やらまいか」精神で大いに意気を挙げ、更なる飛躍に向かって浜松キャンパスを盛り上げてくださることを期待しています。
常葉大学浜松キャンパスは、今後も地域社会、文化と教育に貢献してまいります。発展し続ける常葉大学に今後もご期待くださいますようお願いするとともに、本日の開催にご理解とご協力をいただきましたことに心から御礼申し上げます。
常葉大学理事長 木宮健二