38th Citrus Festibal

2025.11.1 & 11.2

「キトルス」とはラテン語で「橘」のことを指します。 常葉大学創立者 木宮泰彦先生は「万葉集」に見える聖武天皇御製 『橘は実さえ花さえその葉さえ枝に霜ふれどいや常葉の樹』 に因み大学を「常葉」と名付け、その理想の姿を橘の瑞木に託されました。 霜雪に耐えて常に青々とした葉を繁らせ、純白で香り高い花を咲かせ、豊かな黄金の実を結ぶ橘こそ、常葉大学の教育理念の象徴なのです。 これこそが今年38回を迎えたキトルス祭の由来であります。 今後も今まで以上にキトルス祭が盛大に行われることを願い、 ここに常葉大学第38回キトルス祭を開催させて頂きます。

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Citrus theme 「紬」

糸から布のように一人ひとりの小さな努力や思いが積み重なること で大きな成果として参加者にとっての特別な思い出になる。 全員で協力していくことで参加者にとって思い出に残るものがつくれると思っています。 紬にはもともとは綿や繭を錘(つむ)にかけ、そこから繊維を引き出して糸をよることを、「つむぐ」と言いました。 そこから派生して、物語や詩を書き連ねることや、人生を織りなしていくという意味があります。

会長 太田 夏緒

第38回キトルス祭を迎えるにあたり、ご支援・ご協力をいただいた皆様に心より感謝申し上げます。キトルス祭実行委員長をはじめ学友会員全員で協力しながら準備を進めてまいりましたが、私自身も仲間と共に活動する中で、一人ひとりの熱意や努力を強く感じてきました。今年のテーマ「紬」のように、その想いをつなぎ合わせ、来場者の皆様へ届けたいと思います。2日間という短い時間ではありますが、心から楽しんでいただけるよう全力でお迎えいたします。ぜひ最後までごゆっくりお楽しみください。

キトルス祭実行委員長 大庭 隼

今年度も皆様のおかげで第38回キトルス祭を開催することができました。関わって下さった皆様に心よりお礼申し上げます。今年のキトルス祭のテーマは「紬(つむぎ)」です。現在の浜松キャンパスで開催できるキトルス祭も残りわずかとなります。第1回から今日に至るまで関わって下さった方々の想いを1本1本の糸として織り上げ、布となるようにキトルス祭という歴史の1ページを紡いでいきたいと思い準備させていただきました。2日間という短い時間ですが是非最後までごゆっくりお楽しみください。

常葉大学学長 安武 伸朗

第38回キトルス祭の開催を、常葉大学教員を代表してお慶び申し上げます。「キトルス」とはラテン語で「橘」です。常葉大学という名は、聖武天皇の御製である「橘は実さへ花さへその葉さへ 枝に霜降れどいや常葉の樹」に因むもので、創立者木宮泰彦は霜雪に耐えて常に青々とした葉を繁らせ、黄金の実を結ぶ橘を、教育理念の象徴としました。38年前の先輩方はこの精神を尊び、大学祭をキトルス祭と名付けたのです。 第1回からの今日までの想いを織り上げる気持ちを込めて、実行委員会は本年度のテーマを「紬(つむぎ)」としてくれました。浜松キャンパスの学びを愛おしく思う気持ちが溢れると共に、学生たちの創造性が躍動し、卒業生や地域のみなさま、中・高校生たちが集い、安心して語り合う様々な場が用意されています。今年もゼミやサークルの仲間たちはもちろん、学部・学科や学年を超えた新しい交流が生まれることと期待しています。 本学は「未来志向」を教育理念の一つに掲げ、 “Beyond the Limits”、「#できないことなんてない」をスローガンに様々な行事に取り組んでいます。今回の大学祭も素敵な場面を構想し、実現に向けて努力してきた学生たち、サポートしてきた職員の方々はこの姿勢を体現するもので大変誇らしく感じます。卒業生、地域の皆様も学生ともども楽しんでいただけますことを願っております。

常葉大学副学長 磯貝 香

今年度のキトルス祭のテーマが「紬」であると伺い,私は真っ先にオランダの画家ヨハネス・フェルメールの《レースを編む女》を思い浮かべました.とはいえ,私はこの絵の実物を目にしたことはありません.15年ほど前のことですが,飛行機の中で雑誌に掲載されていたその絵の写真に偶然出会いました.前の座席のシートバックに納まっていたその雑誌を手に取り,何気なくページを捲っていたとき,ふとその写真に目が留まったのです.今でこそ美術館をそれとなく訪れることもありますが,そもそも美術的センスを持ち合わせていない私が注目したのは,編み物をする女性のすべての指の向きと視線が一点に収束しているその構図でした.そのときは単に幾何学的に美しいと感じただけのように記憶しています.しかし,今あらためてこの絵を鑑賞してみますと,全体としては斜め上から柔らかな日差しが差し込む静謐な情景の中,女性の淡々とした表情と構図が相まって,ひとつの作業への強烈な没入感が伝わってきます. 大学祭に向けて,多くの学生が様々なイベントの準備に専念されたことでしょう.その一つひとつは,まさに丹念に糸を紡ぐ作業と重なります.その糸のところどころにほつれが見られるかもしれませんが,それもまた魅力のひとつ.皆さんが心を込めて織り上げた,大学祭という一つの作品を楽しみにしています.

常葉大学理事長 木宮健二

第38回キトルス祭の開催にあたり、ひとことご挨拶申し上げます。 近年は、新型コロナウイルス感染症による様々な制約の中で大学祭を開催して参りましたが、一昨年度からは十分に対策を講じながらコロナ禍前と同規模の開催とすることができました。これも、学生・教職員が一丸となって大学祭の開催に向けて計画し取り組んだことをはじめ、ご家族や地域の皆様のご理解とご協力をいただいた結果と深く感謝申し上げます。 学生は、勉強やクラブ活動、就職活動などに忙しく、案外日常の出来事はすぐに忘れてしまいがちかもしれません。しかし、大学祭をはじめとする種々の行事は、皆で必死になって企画を考え、練習したり、目標に向かって苦労した経験を通して、格別な一生の思い出になるはずです。この機会をぜひ活用して多くの真の友人を得、また人間的にも大きく成長して欲しいと願っています。 学校法人常葉大学では、令和10年度より常葉大学浜松キャンパスをJR浜松駅南口から600メートルの場所に移転することを計画しています。この移転に向けて、学生が中心となって遠州の「やらまいか」精神で大いに意気を挙げ、更なる飛躍に向かって浜松キャンパスを盛り上げてくださることを期待しています。 常葉大学浜松キャンパスは、今後も地域社会、文化と教育に貢献してまいります。発展し続ける常葉大学に今後もご期待くださいますようお願いするとともに、本日の開催にご理解とご協力をいただきましたことに心から御礼申し上げます。



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