アメリカ遠征を振り返って

アメリカ遠征の感想文

ショッピング
倉澤　健二(3年)

　アメリカ遠征は今回で2回目なので遠征の良しも悪しも分かっているつもりだったが、流石に東西オールスター戦後のアメリカ、まず飛行機の何十時間もの移動、イスに座り続けることは何度経験しても慣れる事ができない。そして、ローガン空港からの3時間のバスの移動、これもまた辛い。まあ、移動の話はここまでにして、今回の遠征は、前のアメリカ遠征より試合数が多く5試合も対戦できて良かった。前回は全く自分のプレーが通用しなかったので、今回の遠征で実力を試したかった。やはりアメリカの選手の体つきは筋肉質で、体のぶつかり合いでは歯が立たなかった。が僕のスピードとプレーも通用することも分かったし、そして何より、去年よりはチームに貢献できたと思う。また良い意味でのずる賢さを学びたかった。その賢さは将来自分のプレーに幅が出ると認識していた。
　最後に、アメリカでのショッピングは最高です。あまりの値段の安さに日本で買物ができなくなってしまいます。是非、次の機会も参加したいと思います。

小学生との出会い
工藤　圭滋(2年)

　今回の遠征で最も印象に残ったことは、小学校で授業させてもらったことでした。教室に入るなり、サイン攻めで仰天。アメリカの子ども達は日本の子ども達と異なり、人懐っこい感じがしました。多分日本の子どもだと、外人がもし学校にきたら身構えてしまうだろうと思います。でもアメリカの子ども達は自分から積極的にコミュニケーションをとってきました。だから、いきなり後ろからカウンターを食らった感じでした。
　サインをした後、日本の挨拶をしえることになりました。『おはよう』『こんにちは』『おやすみ』『さようなら』のたった4つだけだったけど、この言葉を子ども達は真剣にノートにとってくれました。そして教室を出て行くときには『さよなら』といってくれた時には少し感動しました。
　学校訪問後、体育館で試合がありました。試合にはその学校の子ども達が応援に来てくれました。対戦チームはカナダで言わば、ホームチームであったにも関わらず、子ども達は浜大を応援してくれたのは驚きました。シュートを入れるたびに沸き起こる歓声、喜んでくれる姿は今でも忘れません。
　アメリカという日本から遠く離れた所でバスケットを通してたくさんの良い経験ができて本当に良かったです。

アメリカと日本のバスケット
中川　敢雄(1年)

　今回のアメリカ遠征を通して本当に多くのことを学びました。まず、驚いたことはアメリカ人のバスケット選手の体格の良さです。一人一人の選手が良かったので本当に驚きました。次に驚いたのが、ボールハンドリングの良さです。ボールが手に吸い付いているかのようでした。自分も見ていて、そのような人たちと試合をして、これからの練習を大事にして少しでもアメリカの選手のように上手くなりたいと思いました。そしてNCAAのディビジョンⅠの試合と、NBAの試合を始めて生で見て本当に全てが上手かったです。その中でも一番凄いと思ったことはスピードとシュート力でした。
　今回アメリカ遠征に参加し、バスケットだけでなく、数多くのことを学べとても充実した遠征でした。バスケット以外のことでは、買物、美術館、ホテルでの皆との絡みがとても楽しかった。一つ言えば、ステーキが食べれなかったのは悔やまれます。というかファーストフードが多かったのは残念でした。
　でも本当に全てが一生の思い出になるアメリカ遠征でした。次回、機会があれば是非、参加したいです。
　

アメリカ遠征！確定しました！有難うございました。
廣部　太祐(1年)

　生まれて今まで19年と3ヶ月。海外に縁がなく生きてきた。・・・が浜松大学に入って8ヶ月。思えば長かった。何てったってInアメリカ行き確定しました。有難うございました。
遠征とはいえ、かなりウキウキ気分の反面、9月にテロがあったと言うことで不安もあった。しかしニューハンプシャー州は森と湖に囲まれた美しい場所だったので心配する必要がなかった。まず楽しかったのは雪合戦。日頃、雪に恵まれない浜松の土地で、童心に返って雪合戦をすることで、普段あまり話せない先輩と仲良くすることができた。
アメリカという国に驚かされたことは、何と言っても愛国心の強さだった。バスケットボールはアメリカの国技！観客が熱狂的に応援する。こんな風景を日本で見たことのない僕にとって、これほど感動することはなかった。試合後は、写真をとったりサインをしたり、本当にすばらしい体験をさせてもらったと感謝している。
　所で、宿泊したホテルは、日常家具が一式そろえてあり、また暖炉まであった。プールあり、サウナあり、ゲームセンターあり、そしてラケットボールに筋力トレーニング室など全てが揃っていた。また、夜空を見上げると星がとても美しくスターダストを見ることもできた。またアメリカは誘惑の国でもあった(笑)。僕の昔からの好みは若かりし頃のオードリ・ヘップバーンだったので、綺麗な女性が多かったので目のやり場に困りました(笑)。
　冗談はさて置き、今回の遠征は本当に僕の人生観とバスケット観を変えてくれました。スラムダンクじゃないけれど、空気を吸っただけで、高く飛べる気がしました。
　最後に、この遠征に参加することを許してくれた父と母に感謝したい。

アメリカ遠征
海野　良虎(2年)

　私はアメリカに行くにあたって、ただ単にこの遠征を消化するだけでなく、何か得るものがあれば良いなと思い参加しました。
『アメリカ』といってもその場所がどういう所なのか、生活はどうなのか、試合などでは日本人の私達が通用するのか、その全てが不安と未知の世界でした。
　しかし、いざアメリカで生活を始めてみると不安も消え、すべてが自分への自信へと変わっていきました。それは、試合をすると日本人の私達でも、体の大きい外国人に通用するという自信でした。スピード、シュートでは、相手を圧倒する場面もありました。だた私に不足している部分も数多く見られました。技術的な面もありますが、それよりも気になったのがメンタル面でした。技術云々、勝ちにこだわる意識が相手の選手より劣っていると感じました。それは『プロ意識』などとも通じる面があるのかもしれませんが、もっと強く意識をもつことが必要だと感じました。
　このように私自身にも色々変化が見られたこの遠征は、非常に貴重な体験となりました。

山田さん。笑いを有難う！
村上　大輔(1年)

　今回のアメリカ遠征に行って思ったことは、『山田さん笑いを有難う』だった(笑)。それは行きの飛行機での出来事だった。機内食が出てきたときにサラダが一緒についていて、そのサラダにはサランラップがかかっていた。そこで山田さんはラップに気付くことなく、ドレッシングをかけ、ラップの上にのったドレッシングを見て一言、『最近の機内食はこんなにも綺麗にかかるサラダを用意しているなんて凄いね。。。』と感心して、そのままフォークを刺して食べようとしたとき、青木コーチが一言『それラップかかってるよ！』と話した。それに対して山田さんは『エッ！』。廻りにいた僕らは大爆笑！
雪合戦では倉澤兄さんに『山田さんを攻撃しよう(笑)』と言われ、前田さん筆頭に顔面に雪を押し付ける。するとまるでアニメの動きのように部員を追いかける山田さん。帰りの飛行機では隣に座っている青木コーチの足を数回叩き、『♪ヴ♀んヴぉあうらおいＲ♂』と意味不明なことを言って自分はまた爆睡。起された青木コーチは分けがわからず良い迷惑。と他にも山田さんは色々やってくれました。
山田さんだけでなく、今回の遠征は笑いの絶えなかった。小学校での日本語クリニックや試合など、本当に良い経験をさせてもらった。やはり体つきが違うのには圧倒されたので、これからは筋力トレーニングをもっと頑張っていくと心に誓った。一つだけ辛かったのは、ファーストフードが多かった点だった(笑)。
次回も是非、参加したいと思う。

アメリカの空気
前田　雄央(3年)

　名古屋空港からデトロイト、さらにボストンへの十四時間のフライトは、座りっぱなしというストレスとともに、着実に僕達の期待を膨らませた。それはこれから始まるアメリカでの試合は勿論のこと、遠征自体そのものだった。アメリカに1週間以上、仕事以外でいけるのは学生時代だけ。『タイは若いうちに行け』という言葉同様に、今しかできないことを意味している。
機内ではすでに皆浮かれていた。外人に挟まれた上田も、機内食を1分足らずで平らげた平山も、無理にいろんな人に話し掛ける瀧澤も、一目で浮かれていることがわかった。もちろん前の日から何度も忘れ物がないか確認していた海外小心者の僕も然りだった。
飛行機を降りるとそこはアメリカだった。本当にアメリカに来たと実感した。廻りには日本人と思われる人間は浜松大学バスケットボール部しかいなかった。隣にいた山田さんまで異国人に見えてきた。アイザックなんてアメリカ人に見える。というかそれは事実。馬鹿なことばかり思いながら感じたことは、アメリカの空気は新鮮だということだった。アメリカについた瞬間、全てのものが輝いて見えた。全ての新聞から雑誌、ジュースやお菓子なども輝いて見えた。つまりアメリカの空気が全てを誘っていた。これからのアメリカでの生活、言葉の壁、毎日中川や廣部といった憎たらしいけど可愛い後輩の顔を毎日見なければならないという苦痛(笑)、全てがアメリカの空気だった。
本当にたくさんの思い出ができた。バスケットだけでなく、買物や、雪合戦、毎晩のファーストフード、プールでの男の勲章、瀧澤が山田さんのロブスターを食べたこと、帰りの停電など本当に心に残る出来事だった。
アメリカの空気。それは不思議と甘い、そして心地よい味だった。

アメリカに行って
江崎　辰徳(2年)

試合にはあまり出れなかったけど、色々な面で良い経験になりました。バスケットで言えば、パワーの違い、スピードの違いなどを感じました。私生活でも日本とは全く違う。だけど、その違いも感動する遠征に参加できて本当に良かったです。

アメリカ遠征
瀧澤　浩史(3年)

2001年12月10日、浜松大学バスケットボール部はアメリカ遠征を行った。このチームの一員として僕もアメリカに行くことになった。まずアメリカに行けたことに対して、家族、チームメイト、コーチの皆様方、その他色々な人に感謝したいと思う。僕が始めてアメリカを見たのはデトロイトへ向かう飛行機の中からだった。『果てしなく広大な土地』それが第一印象だった。その後、ボストン行きに乗り換え、いよいよ本格的に遠征がはじまった。試合会場に着くと、相手の選手や観客は僕達を暖かく迎えてくれた。試合前にはアメリカの国歌が鳴り響き、観客は僕らにもエールを送ってくれた。まるでそこは聖地だった。試合が始まると相手の選手の身体能力が優り、最終的に2勝2敗に終わった。僕も何分か出場させてもらったが辛い結果に終わった。
しかしこの遠征で得たものは計り知れないものだった。それと同時に目標も見えてきた。目標に向かい、日々努力することがワンランク上の人間に成長することと気付いた僕は、これからもこの経験を糧に頑張っていきたいと思う。

アメリカ遠征の感想文

ショッピング 倉澤 健二(3年)

小学生との出会い 工藤 圭滋(2年)

アメリカと日本のバスケット 中川 敢雄(1年)

アメリカ遠征！確定しました！有難うございました。 廣部 太祐(1年)

アメリカ遠征 海野 良虎(2年)

山田さん。笑いを有難う！ 村上 大輔(1年)

アメリカの空気 前田 雄央(3年)

アメリカに行って 江崎 辰徳(2年)

アメリカ遠征 瀧澤 浩史(3年)