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2005/11/12

3度目の正直で常葉短大を追い詰める

　試合終了後、『3回対戦した中ではベストゲームだった』と木宮監督は部員達に話した。東海リーグでは100点ゲームをきしたランブラーズＧにとって、第4クオーター残り1分まで勝敗が分からない展開に部員達は熱くなり、そして負が決まった瞬間、涙する羊達もいた。
　平成17年度秋季静岡県学生バスケットボールリーグ戦(女子)、常葉学園短期大学と対戦したランブラーズＧは59対64で惜敗した。
　この日、ランブラーズＧはマンツーマンディフェンスからゾーンディフェンスで対抗。しかし第1Ｑ開始早々、連続ターンオーバーで0対10と10点リードでタイムアウト。落ち着きを取り戻したのか、山本愛の連続2本のフィールドゴールで波にのると、石垣・伊熊のフォワード陣、そしてセンターの李がミドルを決め17対18と1点差につめよる。第2クオーター、常葉短大の④・⑪が強いペネトレーションから得点するが、ランブラーズＧは山本の3ポイント、伊熊のジャンプショットで逆転に成功、29対24と5点リードする。しかし、残り1分で常葉短大⑦の連続2本の3ポイントで1点差の31対32で前半戦を終了。
　後半に入っても一進一退の攻防が続くが、ルーキー伊熊が爆発、フリースローを入れて連続8得点、また山本の3ポイントもきまり最大6点差まで差を広げる。しかし、常葉短大⑥・⑦がショットをミドルとペネトレーションで得点を重ね46対47の1点ダウンで最終クオーターへ。開始早々、渥美がオフェンスリバウンドからのショットを決め逆転。そのまま山本の3ポイント、石垣のミドルショットで52対47と5点リードする。が、常葉短大⑥・⑪・⑬が追い上げをし、残り3分で57対59と逆転される。センター李が踏ん張るものの、常葉短大⑦に痛恨の3ポイントを決められゲームセット。59対64で惜敗した。
　試合終了後、木宮監督は『最後までゲームを諦めなかったことが今日の収穫。負けはしたが、春から常短と3回対戦した中ではベストゲームだった』とコメントした。
　静岡県リーグも終盤を迎え、彼女達の熱いシーズンも残り2試合となった。
★Photo(左上)：チーム最多の23得点をマークしたキャプテン：山本愛