2005/10/09

岐阜大に辛勝!意識の重要性

  第76回東海学生バスケットボールリーグ戦(男子1部/2巡目)、岐阜大学と対戦した浜松大学は、1巡目とは違ったプレーを期待していたが、76対68で辛くも勝利する結果となった。
 木宮監督は試合終了後『結果だけ見ると、自分たちの実力を認識する時』と厳しい表情でコメントした。
 勝ち取り表を確認すると、浜松大学ほど乱高下するチームも珍しい。相対評価はスポーツでは禁物だが、得点差から考えると、得点差がついてもおかしくないゲームである。しかし、この得点になるということは、考えられる理由は一つである。


 ⇒浜松大学のスタッツを確認する!そして今後に生かす!
 ⇒岐阜大学のスタッツを確認する!そして今後に絶対に生かす!
 ⇒ボール所有の評価で両チームを比較する!そして今後に絶対に絶対に生かす!
●バスケットボールはルーチンスポーツ

 まず、10月9日付けニュースを読んで欲しい。そして、今回の岐阜大学の試合ビデオを確認すると、理由が挙げられる。時折、ボックスアウトやディナイディフェンスなど基本的なことをサボっているからである。全員が全員、サボっているわけではないのだが、1名もしくは2名が時々サボっている。サボっているから決められるはずもないのに決められる。・・・
 私が崇拝しているT・ウインター氏(黄金時代のシカゴブルズでアシスタントコーチを務める。トライアングルオフェンスを考案した人物)。彼のコメントでとても興味深いものがある。『完璧なオフェンスシステムはこの世に存在しない。もし、存在するのであれば全てのコーチがそれを使用するだろう。一番重要なことは、チーム内のシステムに対する信頼感と、基礎的なことを重要視する雰囲気である』と話している。
 世界で注目されるオフェンスシステムを考案した人物が、基礎を大事にする。NBAのチャンピョンチームでもパスドリルやリバウンドドリルなどを取り入れている今日。現在は昔のようなアイソレーションルールが撤廃され、ボックスアウトやノーミドルなど基礎を重要視しているNBAのチームが最高峰のプレーをしている。
 【日替わり】のチームを作り出しているのは【プレーヤーの肉体的コンディション】ではなく、【チーム内の意識】が原因だと私は感じる。
★Photo(左上):バスケットボールは基礎が重要!