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2005/09/17

中京大に惜敗！が、次につながるゲームを展開

　【次につながる重要なゲーム】私はゲーム終了の笛と同時に直感した。第76回東海学生バスケットボールリーグ戦(男子1部)第1巡、中京大学と対戦した浜松大学は73対74で1点差で惜敗した。
　第1Qからインサイドの高村とセブンが得点を重ねリードする。また、中京大はアウトサイドシュートで対抗するが、奥田が連続2本の3ポイントを決め27対22と5点リード。後半に入り、中京大⑤がトップオブザキーからの強いペネトレーションでアシストと得点を量産、一気に1点差の39対38まで詰め寄られる。第3Q、中京大⑫の3ポイントシュートを決めると一気に逆転されるが、粘り強いディフェンスから胡同奎が3ポイントを2本連続きめ、56対56で最終クオーターへ。両者緊張が続く中、山田光が爆発。連続3本の3ポイントで1点差に・・・。最後、残り3.5秒でベースラインフォーメーションをしたが、残念ながらボールはゴールに弾かれ73対74で惜敗した。
　木宮監督は「これで分かりやすくなった。残りのチームに勝ち、第2巡目で勝った方が優勝」と選手達にコメント。また青木コーチは「ディフェンスを頑張れたからこそ、ゲームが成立した。強いペネトレーションを止めることが最重要課題」と話した。
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　試合終了後、善戦した高村が悔しさをあらわにしていた。そして私個人的な意見としては、この試合は【次につながる重要なゲーム】であったと感じた。春トーナメントで28点差で負けたことを考えると、浜松大学のディフェンス意識はかなり高くなっており、まさに【応援したいチーム】に変貌した感がある。誰もがサボらない、誰もが意識してボックスアウトしリバウンドに参加する。この単調な繰り返しこそが、チームに自信と勝利を導いてくれるのではないだろうか。

　技術面としては、ディフェンスの意識が高まっているため、愛知大学戦と同様、スティール数が多い。また、ターンオーバー数も中京大学21に対して浜松大学が9（ターンオーバーとバイオレーションを含む）。ディフェンスリバウンドはほぼ同じだが、オフェンスリバウンドで6回も多くとっている。では、何が敗因の要素かと考えると、愛知大学戦と同じく、シュート確率の悪さ（と言っても、FG%と3P% は平均的に悪くはないのだが中京大に比べて低い確率。また、フリースローが50％は悪い）と、ファール数の多さかもしれない。確かに、ディフェンスのプレッシャーを強くしている分、ファール数が嵩んでしまうことは否めないが、やはり19はファール数として多いだろう。
　また、これも愛知大学戦でコメントしたが、縦にドライブ＆ペネトレーションされてしまうケースは何としてでも是正したい。確かに中京大⑤や④のペネトレーションは凄まじく早く、そしてジャンプストップでシュートもしくはアシストを量産する。個人的見解では、あれほど速く抜かれてしまうと、シュート確率はアウトサイドに比べて比較できないほど高まり（レイアップは一番確率が高い）、そしてヘルプにいくことは不可能である。速度がついている2番・3番プレーヤーに速度が０m／秒のビックマンがヘルプすると間違いなく、ジャンプストップかレイアップ（もしくはファール）。また、重要なポジションのビックマンにファールトラブルをさせてしまう危険性が高まることも考えられる。とにかく、トップオブザキーからのペネトレーションは次回、絶対にされてはいけない。しかし、現在のランブラーズならこの課題をきっと克服できると信じている。　
　明日の岐阜大学でも同じディフェンスと気持ちで勝利することを期待する。
★Photo(左上)：リバウンドとディフェンスで大貢献した高村は次回のリベンジを誓う