第4クオーター残り8分、最大22点あった得点差を2点ビハインドまで追い上げた浜松大学Bチーム。しかし、この追い上げを封じ込めたのは羊達の先輩に当たるアイザック・ソジャナーだった。第26回静岡県協会会長杯争奪バスケットボール選手権大会、浜松大学Bチームは眞鍋とアイザックを擁するEDGE1と対戦し、最後に追い上げを見せるものの89対98で敗退した。
二週間前の会長杯勝利後、小林コーチと深尾キャプテン、そして部員とミーティングしたEDGE1対策。
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- アイザック以外のポジションのプレーヤーは、ディナイディフェンス&プレッシャーを強くし、簡単にボールを持たせてオフェンスをさせない。※インサイドプレーヤーは曹英1名のみのため、アイザックへの強いプレッシャーによるファールトラブルを懸念していた。
- オフェンスにおいて、アイザックをインサイドに固定させない為に、マッチアップマンの曹英をプリメーターエイアにセット。また曹がパッサーをすることで、アイザックのヘルプディフェンス及びディフェンスリバウンドを難しくさせる(五年前の大阪経済大学戦での戦法)。また、シューターに3ポイントを打たせる為のフォーメーションや5メンアウトなどを練習。
- すると、相手の戦法として、アイザックをインサイドに固定したい為にゾーンを引いてくる可能性があるので、ゾーンアタックを用意する。
- 此方側も、曹英のインサイドプレーヤーのファールトラブル用にゾーンを用意する。
- あくまでも四年前のスカウトだが、アイザックは右ロールターンが多く、ダブルチームに行く時には右側を封じ込める。
- ターンオーバーを10以内にする。
上記のことを練習の目標に掲げていた浜松大学Bチーム。1点を除き、ほぼ練習通りのプレーができたのではないだろうか。ターンオーバー以外は・・・。
今回、ターンオーバーが13、そして同じくバイオレーションが6つと合計19回のターンオーバーが発生してしまった。今回の試合では、FG%が59.0%、3P%が37.1%、FT%が66.7%ということで、重み係数を考慮すると、1回の攻撃で1.46点の期待値が計算される。すると、19回のターンオーバーでは27.74得点損失した計算となる。スポーツは杓子定規のようにはいかないのは勿論だが、約27点の得点を無駄に捨ててしまったのは残念だ。(⇒スタッツを確認する!)
試合終了後、今季チームを率いてきた小林コーチは『ここまでやれたのも、皆のお陰・・・』とコメントした。
全試合日程を終了した浜松大学Bチーム。皆さん、本当にお疲れさまでした。
★Photo(左上):最後の最後に逆転劇を封じ込めたのは、やはりアイザック先輩。後輩達もビビってましたよ・・・。先輩の威圧感に(笑)。
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