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2005/04/25

多(オオ)っ！進化するランブラーズG

　まだまだ未完成だが、大きな夢を持たせてくれるチーム。今年のランブラーズGはそんな印象のチームだ。この人数の多さに、昨年度、卒業したOGの尾関美香も『人数が多くなりましたネ～(喜)。皆と仲良くできるかなぁ～。・・・<中略>・・・去年の名城大学戦で３ポイント、私、７本決めましたよ(怒)！覚えてないですか！・・・<中略>・・・確認して下さい(怒爆)！⇒決定的証拠』と喜び怒っていた。木村コーチも『多くなりましたね～(感無量)』とアップ風景を見ながら感慨深げに語った。そこで、そんなランブラーズGを少し分析してみたい。

　最初に3ポイント女王である山本。今年、最後の年となる彼女は浜松大学を代表するシューターということは誰一人否定する物はいないだろう。3月頃は、多い部員達をまとめるのに苦労していた様子だったが、今では強いリーダーシップでチームを引っ張ってくれている。今年から裏方としてチームを支える吉田と一緒に試行錯誤しながら個性溢れるランブラーズGの面々を先導してくれると期待している。
　そして、その山本を支える堀畑、石垣、兼田。個人的見解としては、ポイントガードの堀畑は1年前の入部当初と比べ大きな成長を見せる。また高身長のプレーヤーが入ったことにより三次元的パスの選択幅が増えている感がある。今後は、強豪校の強いプレッシャーに対してどれほどターンオーバーをせずにチームをコントロールできるかを見たい。また去年、得点とリバウンドでチームを支えた石垣と兼田。スモールフォワードという難しいポジションでプレーする二人は、高身長のルーキーが入部したということで速攻に参加するケースが増えた。また、リバウンド絶対主義を推奨するホームページ管理者として嬉しいことは、この二人のリバウンド意識が薄れていないということ。通常、強力なインサイドが加入すると、リバウンドを全て任せてしまいがちだが(これを私は�アイザック症候群�と呼んでいる)、石垣・兼田ともにリバウンドに意識的に参加していることを高く評価したい。 Ramblers Photo!

　そして最後にルーキー達。全員が個性がある良い選手だが、その中でも特記したいのが、伊熊・渥美・李の3名の選手だろう。三年前の奥田や小形のように、戦力として既に存在感を与えている伊熊は得点力とディフェンス力、リバウンド力を備えた選手。そしてアウトサイドのプレーヤーにパスを供給できる視野の広い選手だということに注目したい。また、渥美は荒削りな面が多い選手だが、シュート力と機動力に溢れ、バックコートからフロントコートまでを突き進む速さと、ボールミートからのシュートセットの早さは部員随一だろう。今後はシュートセレクションを考えられるプレーヤーになるとプレータイムが伸びることだろう。そしてセンターの李。185cmの身長を誇る彼女は今でこそ技の数は少ないが、一つ一つのプレーに力強さを感じ、今後のビックマンドリルで大いに成長する可能性を秘めている。
　しかし、大きな期待とは裏腹に危惧する部分もあることは否めない。それは浜松大学女子部が若いチームだということ。最上級生の山本以外は全員二年生以下。まるでサインカーブを描くこのチームは好不調の波が高いということを認識しておかなければならない。数年前の男子部のように、一度歯車が崩れると、そのまま雰囲気が悪くなり、最悪な結果を引き起こす可能性が高いということもスタッフは認識しておく必要がある。
　2名から始まった女子部⇒常葉学園医療専門学校との合同チーム⇒黎明時代のランブラーズG⇒そして、今年の浜松大学女子バスケットボール部。益々の発展を期待している。
　⇒今のランブラーズはサインカーブのようなチーム(2004/10/17付)
　⇒リバウンド絶対主義のホームページ管理者(2004/11/07付)
★Photo(左上)：初勝利を喜ぶ先輩(この時、吉田マネージャーは忙しく仕事をしてくれてました)。これからの活躍に期待したい。
★Photo(左上)：快勝した女子部だが、来週の強豪校である中京大学戦で、個々がどれほど通用するかを認識することが課題