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2001．11．30(Fri)
第53回全日本学生バスケットボール選手権大会ベスト16 感動のドラマを繰広げた中央大学戦！
平成13年11月24日からの日程で行われた第53回全日本学生バスケットボール選手権大会(会場：代々木第2体育館、東京体育館)で中央大学に92対72で敗れ、本大会ベスト16で幕を閉じた。　この大会初戦は、広島大学戦。前半よりインサイドを支配し、相手に得点を許さない。結局116対63の大差で、2回戦に駒を進めた。2回戦は高確率のシューターが揃う仙台大学。第1Q、アイザック�平山のインサイドからのショットが冴え、得点差を広げる。しかし、第3Qに入り、仙台大学＃14の三谷選手の3ポイントが決まりだし、最大17点差あった得点差が2点まで詰め寄られる。しかし、インサイドを中心に攻撃し辛くも106対98で逃げ切った。試合後、木宮監督は『仙台大学は良いチームでしたね。あの離れた所であれだけ決められると辛い。シュートの練習も相当しているに違いない。』とコメント。青木コーチは『私が練習でやっている基礎的なことを、もっと選手が理解してほしい。基礎ができていない選手は、このような試合では絶対に響いてくる。明日は中央戦。気持ちを入れ替えてやっていきます』とのコメント。　次の日、ベスト8をかけたこの試合。相手は関東リーグ第2位で、また青木コーチの母校でもある中央大学。桜井コーチ率いるこのチームには全日本の伊藤選手をはじめ、五十嵐選手、宇山選手などスーパースター揃い。試合前、緊張する中、木宮監督はロッカールームで『今までやってきたことをやろう！』と励ました。アップの時からアイザックのトマホークダンクなどで会場はどよめく。そして審判の3分前のホイッスル。『さあ、行くぞ！』と青木コーチ。第1Q、アイザックのローポスト、3ポイントシュートが決まり、リードする。また、倉澤健二のカットインからのショットなどが冴え、5点差で終了。しかし、第2Qに入り、五十嵐選手と柏木選手のツーガードからの速攻で逆転。また伊藤選手と宇山選手のハイポストからのジャンプショットも決まり、36対46の10点差をつけられる。第3Qに入り、アイザックが痛恨の4ファールでベンチに戻る。アイザックが抜けた後、3－2ハーフコートゾーンディフェンスで中央大学の攻撃を守る。また気迫を見せた小川、倉澤も得点を重ね、また小栗・平山・太田のリバウンドで65対58の7点差で第3Qを終了した。第4Qに入り、一進一退の攻防が続く中、アイザックが痛恨の5ファールで退場。青木コーチはタイムアウトをとった。タイムアウトの時、眞鍋キャプテンが『諦めるな！全然大丈夫！諦めたら終わりだぞ！』と元気付ける。また他の選手達の目つきも違っていた。『絶対に倒すぞ！』と掛け声を上げ、コートに向かう。今まで経験したことのない大舞台で、太田がリバウンド・スティール・ゴールと活躍。普段、アイザックの控えとして廻っていた太田の活躍にベンチが盛り上がる。中央大学のミスも誘い、アイザックなしで4点差まで詰め寄る。しかし、反撃もここまで。冷静に宇山選手がゾーンを攻め、また亀ヶ谷選手の速攻と3ポイントで勝負が決まった。試合後、木宮監督は『本当に良い試合をしてくれたと思います。外人だけのチームではないことを証明した。今度はオールジャパンに向けてチームを作っていきます。』とコメントした。また青木コーチはロッカールームで選手達に対し『下を向く必要はない。お前らは最高の試合をしたよ。胸をはって浜松に戻ろう』と熱く語った。また��選手は記者団に対し、『浜松大学は本当に最高。外国から来た僕を家族のように接してくれた。本当に心から愛している。』とコメントした。　最高の大舞台での、最高のプレー。感動した試合を有難う！
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