浜松大学ソフトテニス部
平成23年度秋季キトルス杯ソフトテニス大会(第10回)―高校女子個人戦
平成23年11月3日(木)
浜松大学テニスコート

浜松大学ソフトテニス部が主催する大会です。
毎年、春と秋の2回実施しています。

本大会は中学生男子を対象として開催してきていましたが、第10回目となる今回から、
中学生女子の部、高校生男子の部、高校生女子の部も開催することにしました。

今回の高校女子個人戦は、もともと10月22日に予定していました。
しかし、残念ながら雨天が予想されたため延期としました。
雨の合間を縫って強行することもできたかもしれませんが、遠方からの参加が多いことと、
途中で終わった場合に予備日には愛知県大会と重なるため再試合が成り立たなくなる
可能性があったこと、何より選手たちの体調のことを考え、やむなく延期の判断としました。

日程が予備日になったことで、当初予定していた参加数から大幅に減ってしまいましたが、
静岡県、愛知県、三重県、神奈川県から14校40ペアでの開催となりました。
このうち、7ペアは中学生で、先に行ったキトルス杯中学女子個人の部でベスト8に入った
ペアを含む推薦選手たちです。
中学女子個人の部では、東海や全国クラスの選手たちが参加して非常にレベルの高い
試合だったので、この高校生の部でも健闘するのではないかと思っていましたが、
高校生の参加数が減ったことでさらに上位まで食い込む可能性が出てきました。

実際、中学生たちは高校生に交えてもまったく引けを取らず、高い実力を発揮。
試合は、一次予選リーグ、二次予選リーグ、決勝トーナメントという方式で行いましたが、
中学生たちは全ペアが二次予選リーグに進出、6ペアが決勝トーナメントに進出(そのうち
4ペアが1位通過)しました。

決勝トーナメントでも中学生旋風が吹き荒れました。
ベスト4に中学生が3本入り、唯一の高校生、郡山・竹ノ内ペア(浜松商業)も準決勝で
中前・山口ペア(依佐美中学)にファイナルと競りながら及ばず、決勝戦は中学生同士
となりました。

決勝戦、森下・加茂ペア(清竜中・豊田南中)と中前・山口ペア(依佐美中学)は、
全員この夏の全中出場者で、互いに後衛・前衛ともハイレベルなプレーを繰り広げました。
二次予選リーグで一度対戦していた両ペア、決勝戦は中前・山口ペアがデュースの続いた
第1ゲームをP9-7で取ると、勢いに乗って3ゲーム連取、森下・加茂ペアに1ゲーム挽回
されたものの、最後はP4-0で一気に勝負を決めました。

高校生の大会ながら、中学生が大活躍した今大会、中学生の実力の高さもさることながら
高校生たちにとっては、向かってこられるというやりにくさがあったと思います。
しかし、きびきびとした動きで声も良く出ていて、見ていて気持ちのいい試合もありました。

選手たちの今後の活躍を期待します。

全試合結果(PDFファイル)

試合結果

【優勝】 【準優勝】 【第3位】
中前・山口ペア
(依佐美中学校)
森下・加茂ペア
(清竜中学校・
豊田南中学校)
郡山・竹ノ内ペア
(浜松商業)
安生・岡田ペア
(加木屋中学校)


【トーナメント 1回戦】

S/R 1G 2G 3G 4G 5G 6G 7G スコア
井上・上野(秦野総合) S 4 5 1 6 1 1 3 3
伊熊・竹内(浜松商業) R 1 3 4 4 4 4 7 4

S/R 1G 2G 3G 4G 5G スコア
兒玉・榮嶋(青島北中) S 6 3 5 4 4 4
島澤・大畑(春野) R 4 5 3 2 1 1


【トーナメント 2回戦】

S/R 1G 2G 3G 4G 5G スコア
森下・加茂(清竜中・豊田南中) S 2 4 4 6 4 4
伊熊・竹内(浜松商業) R 4 1 1 4 2 1
◆戦評
 試合の入りは伊熊・竹内ペアが安定した立ち上がりで主導権を握ったように思えたが、
2ゲーム目から森下選手が非常によくラケットが振れるようになり、ドライブのかかった深い
球で攻める形から展開を作ることで流れを取り戻した。その流れのまま最後まで試合を
運んでいった。(榎島康成)

S/R 1G 2G 3G 4G 5G 6G スコア
進藤・岡田(高洲中) R 5 4 5 2 4 0 2
安生・岡田(加木屋中) S 7 6 3 4 2 4 4

S/R 1G 2G 3G 4G 5G 6G 7G スコア
坪井・松山(光が丘中) S 4 4 3 5 2 4 4 3
中前・山口(依佐美中) R 1 1 5 7 4 2 7 4
◆戦評
 どちらのペアも中学ではかなりレベル高いレベルだった。守るところをしっかり守り、
攻めるところをしっかり攻めていて、メリハリのあるテニスでとても良かった。しかし、大事な
デュースなどでの簡単なレシーブミスやボレー、ストロークミスが目立っていた。声がよく
出ていて、中学生らしい明るいテニスで、どちらのペアもとても良かった。(野田翔太)

S/R 1G 2G 3G 4G 5G スコア
兒玉・榮嶋(青島北中) R 4 2 2 2 3 1
郡山・竹ノ内(浜松商業) S 1 4 4 4 5 4
◆戦評
 最初は郡山選手のミスが多く、青島北が安定したストロークでペースをつかんでいたが、
2ゲーム目以降、甘くなった中ロブを竹ノ内選手がスマッシュやハイボレーで確実に決めて
浜松商業がペースを作るようになった。全体的にラリーが長く、後衛同士の打ち合いに
なっていたが、青島北は決めきることができなかった。最後の決定力に中学と高校の差が
出た感じがした。(竹内依望)


【トーナメント 準決勝】

S/R 1G 2G 3G 4G 5G 6G スコア
森下・加茂(清竜中・豊田南中) S 4 5 2 4 4 4 4
安生・岡田(加木屋中) R 6 3 4 2 2 1 2
◆戦評
 お互い後衛のボールが速いのが印象的だった。打つときはしっかり打つ、体勢がきつい
ときはロブを上げ、ちゃんと配球も考えていると思った。前衛も無駄にラケットを振って
ボールをアウトさせることなく、焦ることなく落ち着いていたと思う。サーブレシーブが
しっかりしていた。(岩崎千夏)

S/R 1G 2G 3G 4G 5G 6G 7G スコア
中前・山口(依佐美中) R 8 4 4 2 4 3 7 4
郡山・竹ノ内(浜松商業) S 6 1 6 4 1 5 2 3
◆戦評
 ファイナルゲームまでもつれこんだ試合だったが、総合的に見れば依佐美がリードする
形だった。中前選手がストロークで郡山選手を押していた。サイドパスは竹ノ内選手が
止めていて、後衛同士の打ち合いが多かった。山口選手がスマッシュ、竹ノ内選手が
ボレーという形でポイントを取っていた。ファイナルゲームは序盤に浜松商業のミスで
一気に4ポイントを落とし、その後はお互いにポイントを重ねるが、序盤の差は縮まらず、
中前・山口ペアが押し切った。(山本航平)


【トーナメント 決勝】

S/R 1G 2G 3G 4G 5G スコア
森下・加茂(清竜中・豊田南中) S 7 0 2 4 0 1
中前・山口(依佐美中) R 9 4 4 2 4 4
◆戦評
 決勝も4人ともよくラケットを振っていて、ボールも深くに入っていた。ファーストサーブを
入れて相手のミスを誘うシーンが多くあり、レシーブでもセカンドレシーブはきちんと
センターならセンター、ストレートならストレート、ツイストならツイストと攻めわけができて
いた。前衛はお互いフォームが綺麗で、ミスしてしまうこともあったが、コースをしっかり
狙っているのが伝わってきた。中学生同士の決勝となったが、高校生に劣ることなく、
とてもレベルの高い試合だった。(岩崎千夏)

スタッフ
浜松大学ソフトテニス部の部員が大会を運営しています。
試合の運営ということに関しては、ずいぶん慣れてきたように思いますが、
選手が試合に集中できるような運営をしていかなければと思います。
参加いただいた選手の皆さん、先生方、引率のみなさん、ありがとうございました。
スタッフのみんなもお疲れ様でした。
 Copyright (C) Hamamatsu University Soft Tennis Club. All Rights Reserved.