浜松大学ソフトテニス部
平成20年度秋季東海学生ソフトテニス大学対抗リーグ戦大会
平成20年10月13日(月)〜16日(木)
四日市ドーム

浜松大学男子、東海リーグ戦初参戦!
しかし、人数がギリギリの5人!(本来は9人)
1つでも負けると終わりのシビアな戦いです。

それでも綱渡り的になんとか勝ち続け、
リーグも終盤になって、他の対戦成績などから1位確定!
と思いきや、想像もしていなかったところで大どんでん返しとなり、
結局2位という結果でした。

リーグは何が起こるかわからないと気を配ってきたつもりだったのですが、
そこまで考える必要があるのか!?と痛感させられたというか、何と言うか…。
はっきりいって悔しすぎるし、腹も立ちました。

しかし、結果は結果。
収穫は、選手たちの底力のようなものを見られたことです。
何度もマッチポイントを握られる試合がありましたが、
簡単に負けることはありませんでした。

来春には、4部昇格できるよう、頑張りたいと思います!


全リーグ試合結果
男子1〜5部
女子1〜4部
 (一部不明なところもあります。その他間違い等お気づきの点があればご連絡ください)


浜松大学男子(5部リーグ)試合結果

【第1試合】 浜松大学 3-2 岐阜経済大学
D1
D2
S1
D3
D4
室伏・中島
岩谷・山田

― ・ ―
― ・ ―
5-2
5-4
4-2
R-5
R-5
中山・大石
小梶・工藤
上野
中川・成相
内田・高岡
全ての試合で1つも負けられないというプレッシャーのかかる今大会。

ダブルス1は序盤互いにサービスキープの一進一退から、
第5ゲームのレシーブゲームをP4-0で取り、そのまま流れをつかんで勝利。

ダブルス2では、G3-3からの第7ゲームをP0-4で落とし、早くもピンチを迎える。
しかし、続く第8ゲームでは岩谷の思い切りのいいパスが通り、逆にP4-0で取り返す。
ファイナルゲームは完全に勢いに乗り、希望をつなぐ。

シングルスは1年生前衛の蓑。
2ゲーム目以降はすべてジュースの接戦ながら、要所を締めた。


【第2試合】 浜松大学 3-2 愛知教育大学
D1
D2
S1
D3
D4
室伏・中島
岩谷・山田

― ・ ―
― ・ ―
5-4
5-2
4-0
R-5
R-5
杉山・小川
敞田・小林
片山
牧原・長谷川
近藤・今泉
ダブルス1は、幸先よく2ゲームを連取するも、いまひとつ集中しきれず、
その後G3-4と王手をかけられる。
しかし、そこから相手後衛にミスが続き、辛くも勝利。

ダブルス2では岩谷が強気に攻めきった。

シングルス、14ポイントの長いゲームになった第1ゲームをものにして、
そのまま一気に4ゲームを連取。


【第3試合】 浜松大学 3-2 皇學館大学
D1
D2
S1
D3
D4
室伏・中島
岩谷・山田

― ・ ―
― ・ ―
5-4
5-0
4-3
R-5
R-5
長島・岩谷
高橋・森

中澤・中丸
西口・斉藤
2日目。初日の様子を見て、皇學館大学戦が一番の山場と踏む。

ダブルス1、あっという間にG4-1、これは心配無用だったかと思いきや、
あれよあれよと追い上げられてくる。
次第に室伏のストロークが吹くようになり、中島も狙いを絞れず
ポジションが中途半端に自分たちから崩れ始める。
ファイナルゲーム、P2-2からの第5ポイント、
相手前衛に完全に決められたと思ったハイボレーがサイドアウト。
これで流れが変わり、7-5で逃げ切る。
非常に疲れる試合だった。

ダブルス2は、鬱憤を晴らしてくれるかのようなゲームで快勝。

シングルス、一番肝をつぶした試合。
16ポイント続いた第1ゲームは惜しくも落としてしまうが、その後は優勢に進める。
しかし、相手もスライスなどを織り交ぜながら巧みにつないでくる。
勝負はファイナルゲームへ。
P2-4から4ポイント連取し一気に2本マッチ。
11ポイント目は蓑のフォアストロークがわずかにサイドアウトするもまだマッチポイント。
ところが、続く2ポイントを連続でネットインされ、逆にP6-7の絶体絶命ピンチ。
なんとか1本しのぐが、流れは相手に移り、先に攻められない。
P7-8からの16ポイント目、バックに攻め込まれて振り遅れ気味になった球はネットイン!
軌道はネットかサイドアウトかという、際どいものだった。
最後は、相手のバックストロークがネットにかかり、P10-8で逆転に次ぐ逆転を制した。


【第4試合】 浜松大学 3-1 名古屋経済大学
D1
D2
S1
D3
D4
室伏・中島
岩谷・山田

― ・ ―
― ・ ―
5-1
5-0
4-0
R-5
R-R
山腰・追掛
鈴木・深谷
大平
上松・大倉
― ・ ―
先の大きな山場を乗り越え、選手たちにも余裕が出てくる。

2日目が終わり、この時点でほぼ1位争いは絞られてきた。
まず浜松大学が全勝で現在1位。しかし、人数的に余裕がなく、油断はできない。
1敗で続くのは皇學館大学だが、
もし1敗で並んだとしても直接対決で勝っているのでアドバンテージはこちらにある。
高専大会において一時代を築いた近大高専は、すでに2敗していた。
(しかし、これが記録掲載ミスだった)


【第5試合】 浜松大学 3-1 東海学園大学
D1
D2
S1
D3
D4
室伏・中島
岩谷・山田

― ・ ―
― ・ ―
5-4
5-2
4-3
R-5
R-R
金田・佐々木
細川・遠山
村尾
横井・丸井
― ・ ―
3日目。本部に張り出されているリーグ戦の進行表を見て、
今日2連敗しなければ1位となることを確認。
選手たちも3日目にして雰囲気にも慣れてきた感じがある。
しかし、状況は変わらず綱渡り。リーグは何があるかわからない。
1人の緩みは伝播する。
気を引き締めなおし、試合に向かう。

ダブルス1は、G4-3として王手をかけるも追いつかれファイナルゲームへ。
ファイナルゲームではなかなか先に攻められず、P4-6で2本マッチを取られてしまう。
続く11ポイント目は相手後衛がストロークをネットし、1ポイントしのぐ。
そして、12ポイント目、相手のショートボールに室伏が前に出されてしまう。
しかもなんとか浮かして返球したボールは相手後衛の目の前。
ダイレクトでハーフスイングされたボールはミドルに大きくバックアウト。
最後まで諦めず、P8-6で逆転!

ダブルス2は、岩谷が相手前衛に仕事をさせず、
山田も随所でボレー、スマッシュを決め、危なげなく勝利。

シングルスは切り返しのうまい相手。
蓑のクロスボールに対して、タイミングよく振り切り、逆に鋭く返してくる。
我慢の展開となったが、蓑はファイナルに入っても集中力を切らさずに勝利した。


【第6試合】 浜松大学 2-2 近畿大学工業高等専門学校
D1
D2
S1
D3
D4
室伏・中島
岩谷・山田

― ・ ―
― ・ ―
5-2
3-5
4-2
R-5
R-R
辻本・平山
岡本・岡
橋本
中本・池内
― ・ ―
そして迎えた最終戦。
1つも負けられないという中でずっと張り詰めてきていたが、
先の試合に勝利し、1位を確実にしていた(と思っていた)ので、
プレッシャーはずいぶん楽になっていた。
まだ入れ替え戦を控えているので気持ちを切らすわけにはいかないし、
全勝で臨むにこしたことはないが、気持ちとしてはリラックスしていた。

ダブルス1、中島の動きがよかった。
室伏とのコンビネーションもよく、3日間の試合の中でのペアとしての成長を感じた。

ダブルス2は、試合前の乱打で岩谷と相手後衛の激しいラリーが続く。
見応えのある打ち合いになるかと思いきや、
試合が始まると、相手はダブル前衛のスタイルをとってきた。
後ろにいたほうがいいんじゃないかな?と余計なことを思ったが、
なかなかに戦いなれていて、ローボレーなどもしっかりしている。
逆に岩谷が困惑して攻め切れない。
ところどころで絶妙のロブを決めたりするものの、
少し甘くなってしまったシュートボールなどは、確率よく決められてしまう。
山田も速い展開になかなか絡めず、結局今大会で初めて負けてしまった。

シングルスの蓑は、序盤集中できずミスが続いて2ゲームを落としてしまうが、
ジュースが続いた第3ゲームをP9-7で取ると、一気に突き放した。


試合は、近大高専も5本目が棄権のため2-2になったが、
ゲーム差で近大高専に勝ちがついた。


5部リーグのすべての対戦が終了した。
全勝チームはなく、1敗に浜松大学と皇學館大学。近大高専が2敗。
これで浜松大学が入れ替え戦に進める!はずだった。

しかし、その後皇學館大学が1位になっていると知らされる。
どういうことかと確認すると、本部で途中の記録掲載にミスがあり、
初日の東海学園大学と近大高専の対戦結果を逆につけてしまっていたとのこと。
本来は近大高専が勝利していたもので、これで1敗が3チームに。
さらにこの3チームで得失点差を計算すると、皇學館大學が1位になった。

まさかの結末。
リーグにおいて、他の対戦の結果は無関係ではありえず、
近大高専が1敗で並んでいるとわかっていれば、
試合への気持ち、進め方、作戦、何もかもが全然違う。
敗れたダブルス2にしても、戦いようはあった。


リーグ戦は年に2回しかない。
1位と2位の違いは、天と地の差だ。
決して楽な試合ではなく、何度も窮地に追い込まれながらも
諦めずに勝ち抜いてきただけに、はっきり言って腹が立ったし、ショックだった。

でも、選手たちは本当にすばらしい試合をしてくれたし、
他のチームからも、
「精神力がすごい」
「ファイナルに入ってからが強い」
と言われたように、大きく成長した部分もあると思う。

試合そのものは本当に楽しかった。
今回4部に昇格できなかったのは残念だが、
次こそ頑張りたいと思う。


 Copyright (C) 2006-2009 Hamamatsu University Soft Tennis Club. All Rights Reserved.