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C A T S Citrus Athletic Training Staff

浜松大学ATサークル

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第5回目  担当:鎌田弘樹


ストレッチングについて

皆さんは普段ストレッチをしていますか?

今回は何故ストレッチが必要なのか、ストレッチの効果と目的について説明したいと思います。


1.何故ストレッチが必要なのか?? 

筋・関節の疲労柔軟性の低下などがスポーツ傷害発生につながります。

      つまり…

 柔軟性の改善と疲労回復に効果的な柔軟性トレーニング(ストレッチングなど)を実践することがスポー ツ傷害のケアや予防となります。
 

 2.ストレッチの目的と効果 

関節可動域の改善

 ・ストレッチにより関節の動かせる範囲が大きくなります。

筋肉の緊張緩和

 ・疲労し、短くなった筋肉をストレッチにより伸ばすことで、筋肉の柔軟性が向上します。  

血流改善

 ・血液の循環を促し身体の疲労回復を助けます。

スポーツ傷害の予防

 ・筋肉の疲労や緊張が原因で起こるスポーツ傷害を予防することができます。 

3.ストレッチを行う上での注意点 

無理をしない

・無理に筋肉をのばそうとすると筋肉や腱を痛める恐れがあります。

・柔軟性には個人差があり、また男女の差もあります。

 ・段階を踏みながら自分に合ったことを継続し、毎日続けることが重要です。

温まった状態で行う

・筋肉は温度によって柔軟性が異なり、冷えた状態では硬く、

  筋肉が適度に温まった状態でストレッチを行うことが好ましいです。

  例えば、前もって軽い運動をしたり、入浴後に日常的に行うといいでしょう。

リラックスして行う

・精神的な緊張は筋肉も緊張させます。また、呼吸を止めることでも筋肉が緊張してしまいます。

・ストレッチを行うときはリラックスして呼吸を続けましょう。

受傷直後は行わない

・例えば捻挫をしたとき、骨折したときは損傷した筋や神経等の組織の炎症を広げる可能性が高いため、傷害部位のストレッチを避けましょう。 

以上がストレッチの必要性、効果・目的、注意点でした!! 

最後に…スポーツをする上で傷害はつき物ですが、ストレッチングで柔軟性の

改善、疲労回復などのセルフコンディショニングを行い、傷害の予防に努めま

しょう。また目的に応じたストレッチを行うことで自分のパフォーマンスをよ

りよくすることにもつながります。

今回ご紹介したストレッチングの効果・目的・注意点を理解して、日々の練習

からコンディションを整えることに努めましょう!!

 




(参考図書)

鈴木重行『
IDストレッチング』第2版 三輪書店   
公認AT専門科目テキストE予防とコンディショニング